楽屋005追記

 日曜日の朝だかに、あちらから来たメールだけでは、集合時刻が意味不明だったので、結局どうなのか、と日曜日の夜に一方入れた。月曜日の朝に返事が返ってきた。ついでに、駅に無駄にこだわっていた理由を聞き出し、意味不明さが増す。駅なら大丈夫という保証が、それらにどうしてあるのか全くわからないが

  1. ケータイの電波状況
  2. 車上荒らしの可能性
  3. コイツが遅刻した場合の私の暇つぶし

 ……。まず、バスターミナルだろうと、駅だろうと、間違えなく大差ない。車上が荒らされようが、置いていくのは私の車なので、私がその様な場所に放置する訳ない。暇つぶしは車の中でケータイでもいじる。というか、駅周辺の散策が好きならば、わざわざバスターミナルを集合場所に指定したりしない。

 という様な話をする前に、時間がなく会うことになってしまったのが、本当に、ダメだと思った。月曜日は朝起きたらメールを書いている場合ではなく、バイトへ出かけ、その後はそのまま会うしかなかった。

 日曜日の段階で、今日も踊りの練習があることは分かっていたのだけれど、これをわざわざメールで言うより、当日帰りたいときにさらっと出す方が便利だと思い、利用させていただく。

 私は思い込みの強い人間なので、事前にこれだけ相手に対して不信感、いや「アホか」という感情があれば、もう、相手が余程のことをしないと、ダメなのである。

 さて、いざ集合。バイトが少々長引き、遅れる旨を伝えるために、頭に「184」をつけて電話をかける。
 ん、声は高い感じだ。というか、こちらが用事があってかけたのに、一方的に話し出す。困った。あ、人のこと言えないか。
 まぁ、しょうがないよな、あちらからは私に連絡つけられないのだし。

 バイトが長引いて、遅れる旨を何とか伝えるが、あちらから連絡ができないことも考慮して、あちらの状況を聞こうとする。しかし、話が通らない。あっちも、遅れてる?そのうちに、電波がダメで切れる。仕方ないので、かけ直すと、ものの1分くらいしか経っていないのに、
「着きました?」

 ……。
「いやいや、遅れるのですから、あと5分はかかります。」

 先ほどの電話で、あちらも遅れているという様なことを言っていたので、それを聞こうとしたら、到着しているとか、訳の分からないことを言っていた。
 つか、今が集合時刻だぜ…?さっきは何が言いたかったんだ?

 遅れると伝えた時刻に、着いたので、集合場所を眺めるが、指定の場所に誰もいない。仕方ないので、電話をする訳だが、極力個人情報を与えないために、車から降りて、電話を入れる。

 何とか合流する。外から見た感じだと、あちらの車の後部座席に荷物がある。まぁ、お仕事か何かで使われているのなら、仕方のないこと。そこで、
「どこの席に乗ったら良いですか?」
 と、訊ねると、助手席というので、助手席のドアを開くと。

 ゴミだらけ……。

 私があからさまに躊躇うと、少しどけてくれた。とりあえず、座席のゴミは消えたけど、足元に、まだある。せめて、ゴミはコンビニ袋にでも詰めた方が。

 私も時間がなくて、散らかしてしまうことはあるけれども、人を乗せると分かっているときは、それなりに掃除をしたりします。

 ここで、「そんな車には乗れないので、また次回にしましょう」とでも言うのも手だったか。

 あんまりだったので、「こうなる前に、マメにコンビニで捨てると良いですよ」とアドバイスすると、
「これでも、やってるんですけどねー。」

 地獄に落ちろ。

 仕方ないので、まぁ、我慢して乗り込み、どこへ行くのか聞く。
 すると、私のメールをプリントアウトしたと思われる紙を取り出し、私が挙げた店に行きたいと言い出す。

 あの、メールでは、私の食の好みに合わせて、プランを立てるのではなかったのですか?そんな彼に、私が放った一言は

「そのお店は月曜定休です。」

 同じタイプの店を私はもう一件、挙げてあったので、そういうことならば、そっちへ行きたいと言い出す。確か、あちらも月曜定休な気がしますが…。それよりも、遠い。店名を挙げた段階では、集合場所すら決まっていなかったので、お互いの道中となる、この市内からは少し遠いところも書きました。市町村名は添えてある訳ですから、少し考えるなり、調べるなりしたらどうかと。

 引っ越す前は近かったそのお店、営業日をあまり気にしたことがなかったのですが、確か月曜定休、だったはずです。ちょっと不確かであることを告げると、とりあえず行ってみたいというので、このヤバい車で往復約1時間ドライブするハメになる。

 道中も、なんていうか。そもそも、今回会うことになったのは、あちらが今週末から出張で、今週中なら年次休がとりやすいから、ということでした。しかし、夜大丈夫なら、別の日に休みを取って、趣味の温泉めぐりもできるので、今日が良いと。
 というか、食べ歩きが好きなら、夜間やっているような、アルコールを出す店は、月曜定休という可能性も少し踏まえても良いと思うのですが。
 で、今日も仕事だったわけですが、午後は仮病の腹痛で早退してきたそうです。
 部下のシフト管理に苦労してきた身分としては、こういう態度に好意は持てません。
 しかもコイツ、それに対して申し訳ないという気持ちもないし、「あっちも自分が帰りたそうとか、察している」とまで言い切る始末。なので

「まぁ、その様なことを言う人でしたら、私も<帰らせ>ますけどね。」
 と、ちょっと上視線からモノを言ってみた。

 道中、何度も「大した責任のない仕事は、休み放題でうらやましいですね」的な発言を、かなり遠まわしにしまくったが、怒らない辺りは良いヤツだからではなく、色々に対して甘いやつ、だからです。

 市内に近づいてきたところで、何が食べたいか聞くと、丸投げしやがった。そういえば、胃に重たいものはイヤとか言っていたので、価格が高めで、私の財布では滅多に行かれないトンカツ屋に行くことにした。

 数ヶ月ぶりの女性との食事とか、言うなよ、バカ。

 カツ丼をおごってもらい、この後の用事がかなり迫ってる感を出し、30分くらいで退店。さっさと駐車場にたどりつき、予定よりかなり早く退散できてよかった。
 よろしかったら、また、とか言っていたので、多分、道中で話していた映画の話かなんかだろうが、もうゴメンだ。
「今日はごちそうさまでした。またメールします。」
 と言い放ち、帰宅。楽屋005を書く。

 踊りの練習をして再び帰宅後、ストレス解消のために、どこがダメなのか言うか、着信拒否にするか迷った末、メンドクサイから着拒。

  • 生活に対して、甘えがある。女を口説きたいなら、せめて清潔に。
     例、車を掃除しなくても良いけど、ゴミはありえん。身なりはもう少し洒落て来い。
  • 記憶力が足りない訳ではないだろうが、コミュニケーション能力にかなり難あり。
     例、私のキャラをちっともつかめない。私が不快と感じていることを汲み取れない。私が遅刻するという意味を理解できない。
  • 話の矛盾の仕方が著しい。自分の考え方などならいざ知らず、客観的にも論理的に行かなくてはならない部分でそれができない。
     例、自分でリードするのか、私に頼むのか、どっちだ。


 どうでも良いけど、文句があるなら、ケータイのキャリア乗り換えろよ。別に、誰も頼んでないって。